注射による健康被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 06:07 UTC 版)
注射は注射剤そのものの副作用の他に、次のような健康被害を起こすことが知られている。 感染症 日本では予防接種の際に、注射器や注射針を交換しないで連続で用いたことにより、肝炎ウイルスによる集団感染を引き起こした。日本では1988年(昭和63年)以降、集団予防接種時に注射器を交換するようになったが、世界では21世紀になっても、安全な注射器が使用されないことで、注射を原因とする感染症の拡大が見られている。 また医療関係者が、使用後の注射針の扱いを誤り、自分に刺して肝炎ウイルスに感染するいわゆる『針刺し事故』も報告されている。薬物乱用者が注射器を使い回しすることによる、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)などの感染症拡大が危惧されている。 大腿四頭筋拘縮症 乳児に対し、大腿部への筋肉注射を頻回に行うことにより、細胞の壊死が起きる。
※この「注射による健康被害」の解説は、「注射」の解説の一部です。
「注射による健康被害」を含む「注射」の記事については、「注射」の概要を参照ください。
- 注射による健康被害のページへのリンク