波美の一族(はみのいちぞく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 15:07 UTC 版)
「銀の海 金の大地」の記事における「波美の一族(はみのいちぞく)」の解説
各地の豪族の首長たち、限られた長老たちの間でのみ囁かれている一族の名。豪族の首長、長老、財のある者とだけ取引をし、窺見や要人の暗殺、誘拐などを請け負う傭兵の集団。元は土着の狩猟民族だったが、稲作民族が移り住んできた際に土地を追われ、山に移り住んだ者の末裔だといわれている。波美一族の者は、けわしい山地を平地よりもすばやく動き、人並みならぬすぐれた目や耳、鼻をもつ。また、気配さえ獣に似せることができ、山や野で採れるあらゆる毒を使いこなす。武器の扱いにも長け、長針、矢、吹き針、ときには手なずけた毒蛇そのものを使い、かならず獲物を仕とめるという(ハミとは元々マムシのことを指す)。しかしその請負代は桁外れに高額で、とくに「波美王」とよばれる波美一族の長を雇うには、領土の半分を失うに等しいといわれる代償が必要となる。 波美王(はみおう) 現在の波美一族の長。神出鬼没の男で、真秀に対して「味方ではない」といいながらも、幾度か助けるような行動をとったり、忠告を与えたりする。年齢不詳で、表情によっては20歳前にも見えるほど印象がかわる。するどい切れ長の目で、目尻には赤と青の刺青をさし、右頬にななめによぎる傷跡がある。 雄之木(おしぎ) 14~15歳の波美一族の少年。波美王を尊敬している。 愚弟(オロト) 現在の波美王と「波美王」の名をあらそった。真名は愛彦(エヒコ)。
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