汎ヨーロッパ主義との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 07:04 UTC 版)
「カール・ワイデル・レイモン」の記事における「汎ヨーロッパ主義との関わり」の解説
故郷カルルスバードへと帰郷していた1920年代はじめ、レイモンは欧州統合を志向する汎ヨーロッパ主義運動に傾倒した。その際にレイモンは、汎ヨーロッパ主義運動の象徴として、函館の空に輝く北極星をあしらった旗を考案した。レイモンは当時汎ヨーロッパ主義運動に店の売り上げを投入したものの、賛同者は現れることはなかった。 この当時に考案した旗は青地に大きな黄色い星一つという、現在の欧州旗に近いデザインであり、戦前は相手にされなかったものの、戦後になって1955 年にストラスブールの欧州評議会事務局から、彼のアイディアを採用して青の地に金の星をあしらった欧州旗を作るという手紙が届いたという。この手紙の写真は、函館市のカール・レイモン歴史展示館に展示されている。 ただし、レイモンの考案した旗そのものは、1830年代に存在したテキサス共和国の国旗や、コンゴ自由国・ベルギー領コンゴに使われていた国旗に似ているとの理由で退けられている。
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