汎函数としての積分とは? わかりやすく解説

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汎函数としての積分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/25 07:00 UTC 版)

線型汎函数」の記事における「汎函数としての積分」の解説

線型汎函数初め現れたのは、函数解析学における函数の成すベクトル空間研究に際してである。積分線型汎函数典型例で、リーマン積分 I ( f ) = ∫ a b f ( x ) d x {\displaystyle I(f)=\int _{a}^{b}f(x)\,dx} によって与えられる汎函数は、区間 [a, b] 上の連続函数全体の成すベクトル空間 C[a, b] から実数全体 R への線型汎函数になる。I(f) の線型性は、積分に関して I ( f + g ) = ∫ a b ( f ( x ) + g ( x ) ) d x = ∫ a b f ( x ) d x + ∫ a b g ( x ) d x = I ( f ) + I ( g ) I ( α f ) = ∫ a b α f ( x ) d x = α ∫ a b f ( x ) d x = α I ( f ) {\displaystyle {\begin{aligned}I(f+g)&=\int _{a}^{b}(f(x)+g(x))\,dx\\&=\int _{a}^{b}f(x)\,dx+\int _{a}^{b}g(x)\,dx=I(f)+I(g)\\[5pt]I(\alpha f)&=\int _{a}^{b}\alpha f(x)\,dx\\&=\alpha \int _{a}^{b}f(x)\,dx=\alpha I(f)\end{aligned}}} が成り立つという標準的な事実から従う。

※この「汎函数としての積分」の解説は、「線型汎函数」の解説の一部です。
「汎函数としての積分」を含む「線型汎函数」の記事については、「線型汎函数」の概要を参照ください。

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