永久パターンの定義・種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:55 UTC 版)
「永久パターン」の記事における「永久パターンの定義・種類」の解説
『スペースインベーダー』のようなステージ数に制限がないゲームでは、プレイヤーの実力次第でいくらでもゲームを続けられるが、この場合は永久パターンとは呼ばれない。ただし、ループゲームでの事実上の残機無限増殖も、広義には永久パターンに含められる。『ゼビウス』『イーアルカンフー』などの、カウンターストップのバグによる残機無限増殖は含めない。 また、理論上は可能だが難易度が高く、実現性が疑問視される永久パターンをかつては「実力永久パターン(実力永パ)」と一部で呼んでいたことがある。『ウルフファング』『レインボーアイランド』などの永久パターンを指してこう呼ばれていたが、プレイヤーの実力の差に実現性が左右されることや、理論上可能ならば永久パターンとして認める傾向が強まったことから21世紀初頭現在ではほとんど使われなくなった。 通常の永久パターンは短いサイクルで同じ操作を繰り返すため、いつまでも同じ画面が表示される場合もある。極端なものになると1歩も動かず攻撃ボタンを押しているだけで可能なケースもある。変則的な例としては、残機潰しプレイで1機潰すことで稼げる得点が、残機が1機増えるのに必要な得点よりも多い場合に、やはり永久パターンが成立する。『グラディウスII -GOFERの野望-』などがこれに該当する。残機が点数獲得でも増えない設定にしたり、アイテムによるエクステンドを点数に強制的に置き換えたりすることで対処される。 一時期、難易度上昇や謎解きの一環として、クリア条件を満たさずにクリアしようとすると過去の面に飛ばされる、「ZAP」と呼ばれるシステムが導入されていたこともあった。しかし、これを悪用した永久パターンが『レインボーアイランド』などで構築されたため、21世紀初頭現在はこのようなシステムはアーケードゲームでは採用されなくなった。なお、ZAPシステムの元祖である『ドルアーガの塔』では、ZAPを利用した永久パターンに対して対策が講じられており、最終ボスを倒さずにクリアしようとする、最終ボス討伐後のステージで救助すべきキャラクターを攻撃するなどでZAPすると、再回収不可能な必須アイテムを失い元のステージに戻れなくなる。
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