民族アイデンティティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 17:10 UTC 版)
パミール人は元々は何世紀にも渡り、民族意識の大規模な変化を経て生き残ってきた歴史のある民族である。ゴルノ・バダフシャーンの原住民語(英語版)であるパミール諸語の話者によって構成されており、イスラム教シーア派の一派であるイスマーイール派を信仰する者が多い。言語、文化、宗教的紐帯という面においてアフガニスタンのバダフシャーン州に住む人々や中国・新疆ウイグル自治区のタシュクルガン・タジク自治県に住むサリーコリー語話者、パキスタン北部山岳地帯のギルギット・バルティスタン州にあるゴジャール地区(英語版)に住むワヒー語話者と類似点が多い。パミール語において、パミール人は自身のことを「パーミーリー」もしくは自身が住んでいたバダフシャーンという土地名から「バダフシャーニー」と呼んでいる。 中国においては、パミール人はタジク民族として扱われている。一方、アフガニスタンにおいてはパミール民族として扱われており、アフガニスタン国歌ではアフガニスタンの1民族「パーミールヤーン (パシュトー語: پاميريان)」として歌われている。 ルシャン地区やシュグナン地区に住むパミール人は青や茶色の瞳を持つ。
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