残余事業の統合(第2次統合)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 00:18 UTC 版)
「配電統制令」の記事における「残余事業の統合(第2次統合)」の解説
1942年4月の配電統制第一段階の完了後、逓信省は残る小規模事業者を統合し9配電会社の地域独占体制を完成させるべく第2次配電統合に着手した。各配電会社の事業統合の経過を以下に記す。 北海道配電 北海道配電における第2次統合は1942年10月に民営事業、同年12月に公営事業を統合するという形で実施された。統合事業数は民営が10事業、公営が5事業。 東北配電 東北配電における第2次統合は1943年(昭和18年)2月1日付で一斉に実施され、37事業を統合した。 関東配電 関東配電では1942年9月1日付で13事業、11月27日付9事業、12月1日付で14事業、12月16日付・21日付・翌1943年1月10日付・2月1日付・4月1日付・5月1日付・6月10日付で各1事業ずつ計7事業を統合し、第2次統合を完了した。統合事業には伊豆諸島や小笠原諸島のものも含まれる。 中部配電 中部配電では1942年10月1日付で3事業、11月1日付で2事業、12月1日付でで1事業、翌1943年3月1日付で31事業、4月1日付で13事業を統合し、第2次統合を完了した。 北陸配電 北陸配電における第2次統合は1942年12月1日付と1943年3月1日付の2度にわたり実施され、1度目は5事業、2度目は4事業を統合した。 関西配電 関西配電では1942年10月1日付で9事業、1943年3月31日付で15事業を統合し、同年7月1日付で兵庫県営事業を統合して第2次統合を完了した。 中国配電 中国配電では1942年10月1日付で4事業、翌1943年1月1日付で8事業、2月1日付で1事業、3月1日付で1事業、4月1日付で2事業を統合して第2次統合を完了した。 四国配電 四国配電では1942年10月1日付で3事業、翌1943年1月1日付で6事業を統合し、さらに同年4月1日四国中央電力(後の住友共同電力)・日本発送電から一部事業を譲り受けて第2次統合を完了した 九州配電 九州配電における第2次統合は1942年11月1日付と翌1943年2月1日付の2度にわたり実施され、1度目は19事業、2度目は28事業を統合した。統合事業には沖縄電気など沖縄県の事業者も含まれる。
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