残価設定型クレジットとは? わかりやすく解説

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ざんかせっていがた‐クレジット【残価設定型クレジット】

読み方:ざんかせっていがたくれじっと

残価設定型ローン


残価設定ローン

(残価設定型クレジット から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 02:22 UTC 版)

残価設定ローン(ざんかせっていローン)は、ローンの一種であり、融資対象商品について、あらかじめ一定期間経過後の残存価額を設定しておくことで、残存価額を差し引いた金額についてローン設定を行う。「残価設定型ローン」ともいう。通称「残クレ[1]

概要

具体的には、対象商品200万円の商品に対し、残価設定ローンのサービスを提供する会社(以下、サービス提供会社)が「この商品の5年後の残存価値は50万円」とあらかじめ設定し、会社は客に対してこの5年間を150万円のレンタル料で貸し出しを行うようなもので、客はこの150万円についてローンを組み、支払いはローン会社への月々の割賦返済とするもの。たいていの場合、サービス期間終了後に商品を返却するか、残りの50万円を支払って買い取るかが選択できる。

近年自動車ローンでは普及しているが、住宅ローンについても、国土交通省が普及に向け、2021年度にも民間の金融機関が参加するモデル事業を始める。[2]

商品価値全額をローンで賄う通常のローンと違い、月々の支払額を低く抑えられる点がメリットである代わりに、最後の支払額が大きめに設定されていることがデメリットとなっている。サービス期間中、商品の所有権は常にサービス提供会社にあり、サービスを受けるもの(客)にはないが、それを明示していない広告があることが問題である。またサービス期間中に客が想定残存価値よりも価値を落とした場合の清算で揉めることがあり、トラブルも少なくないようである。

脚注

  1. ^ 残クレ(残価設定型クレジット)ってメリットあるの?”. WEINS. 2024年9月3日閲覧。
  2. ^ 住宅に残価設定ローン、返済負担を軽減 官民で開発”. 日本経済新聞 電子版. 2020年10月31日閲覧。

残価設定型クレジット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:40 UTC 版)

トヨタファイナンス」の記事における「残価設定型クレジット」の解説

1997年より導入され商品であり、割賦対象車両価格等から一定額を据置き残存価格=残価)、それを除いた金額月々均等弁済し最終支払時に残価を支払うか、残価について再度割賦契約を組むことにより乗り換えるか、残価を支払わない車両返却するかを選択できる。 残価設定商品共通の特徴として、顧客にとっては通常の均等払いよりも月あたりの支払額が少なく済むため比較高額な車の購入がしやすくなるというメリットがある。一方で車両返却や残価の自己資金での返済前提としない場合は、均等分割払い型と比べて手数料率が高いため総支払額が高くつくというデメリットがある。 1997年以前は「スーパーバリュープラン」「マックスバリュープラン」というリース契約しかなかったが、この商品リースではなく割賦である。なお、導入以前はフォードセールスジャパン、ローバージャパンなどの輸入車ディーラーが既に同種のクレジット導入していた。 2007年7月より「新残価システム」として全国ディーラー展開している。また、2008年から2010年にかけてトヨタ自動車がこの商品を「TOYOTA 3年ぶん、ください。」というキャッチコピー広告展開し、新しい車買い方としてPRしていた。

※この「残価設定型クレジット」の解説は、「トヨタファイナンス」の解説の一部です。
「残価設定型クレジット」を含む「トヨタファイナンス」の記事については、「トヨタファイナンス」の概要を参照ください。

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