死刑囚・少年HM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:49 UTC 版)
「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事における「死刑囚・少年HM」の解説
加害者少年H・M(以下「HM」と表記 / 長良川事件の当時18歳・現在46歳)は1975年10月23日・大阪市西成区生まれ。刑事裁判では傷害罪・殺人罪・監禁罪・強盗致傷罪・強盗殺人罪・死体遺棄罪に問われ、第一審・名古屋地裁判決 (2001) では「木曽川事件は傷害致死罪。被告人KMに従属的な役割だった」と認定されたことから被告人KAとともに無期懲役を言い渡されたが、控訴審・名古屋高裁判決 (2005) では「木曽川事件は殺人罪。被告人KMとは罪責に差はない」と認定されKM・KA両被告人とともに死刑を言い渡された。2011年4月1日付で死刑判決が確定し、2019年10月1日時点で死刑囚として名古屋拘置所に収監されている。 死刑囚3人の中では所属暴力団における序列は最下位だった。第一審公判中には名古屋拘置所内で自殺未遂・器物損壊行為を起こしたことがあったが、第一審の段階からキリスト教に帰依して洗礼も受けるようになり、「もし許されるなら伝道師になりたい」と話していた。また名古屋拘置所の関係者は2008年に青木の取材に対し「HMは独房で懸命に聖書を読み、教誨師による教誨にも(3人の中で)最も熱心に取り組んでいる」と証言している。一方で後述のように雑誌記事における報道の内容をめぐり出版社への訴訟を起こしたり、上告中 - 死刑確定後にかけて#国家賠償請求訴訟を多数起こしたりしているほか、関係者への手紙で「確定判決の事実認定には誤りがある」などと主張し、2016年12月には名古屋高裁に再審請求している。
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