死刑囚・少年KM
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「大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件」の記事における「死刑囚・少年KM」の解説
加害者少年K・M(以下「KM」と表記 / 長良川事件の当時19歳・現在47歳)は1975年(昭和50年)3月19日・愛知県一宮市生まれ。刑事裁判では強盗致傷罪・傷害罪・殺人罪・監禁罪・強盗殺人罪・死体遺棄罪・恐喝罪・暴力行為等処罰ニ関スル法律違反に問われ、死刑囚3人では唯一、第一審・控訴審ともに死刑判決を受けた。 共犯2人とともに2011年3月10日に最高裁判所で上告棄却の判決を受け、同判決に対する異議申し立ても同月30日付の決定で棄却されたため、2011年4月1日付で死刑判決が確定した。2019年(令和元年)10月1日時点で死刑囚として東京拘置所に収監されている。青木理が2008年に取材した名古屋拘置所の関係者はKMについて「事件直後は社会への敵意を剥き出しにし、面会に来る弁護士にまで警戒感を露わにしていたが、拘置所内で宗教教誨を受け、弁護士・篤志家・教誨師らとの交流を続けるうちに徐々に成長し、内省を深めてきている」と証言した。また、KM本人は「(拘置所内で読書を始めたことで)『家族との愛・友情・夢が核にある人は強い』と知ったが、そういうものは自分にはなかった」と述べているほか、1998年11月から面会を続けているクリスチャンの女性を2006年ごろから「おかん」と呼ぶようになっていた。 死刑確定後の2011年12月に名古屋高裁へ再審請求したが、2016年12月に最高裁で請求棄却が確定し、同月中に名古屋高裁へ2回目の再審請求を行っている。
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