武田氏編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:29 UTC 版)
2002年から2006年にかけて全6巻を刊行。補遺の刊行を予定している。編集は柴辻俊六・黒田基樹・丸島和洋。 長享元年(1487年)から天正10年(1582年)までの戦国期甲斐武田氏に関する文書4300点を収する。第6巻は年未詳文書や穴山勝千代文書、武田氏受給文書、補遺、人名・地名索引など。『山梨県史』資料編が家別・所蔵者別なのに対して、編年別で文書を配列している。 2007年には鴨川達夫により元亀2年(1571年)4月の武田氏による遠江侵攻は無かったとする新説が提示され、同年12月には柴裕之により追認された。遺文の編集では、この新説に基いて関係文書の年次比定の再検討を行っている。 (『武田氏研究』第45号、2012年)・(『武田氏研究』第50号、2014年)に、その後発見された文書を集成した補遺がまとめられている。
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