正規編成化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:32 UTC 版)
「東京都交通局10-300形電車」の記事における「正規編成化」の解説
ATCの更新に伴い10-300形が営業運転に就き、編成に余裕が出たため、暫定編成を解いて前述の通り経年の低い中間車を組み込む正規編成化が行われた。新たに組み込まれた中間車は車体修繕と主制御器の更新修繕、火災対策に対応した改修工事を実施した。これに合わせて車両番号は10-300番台に改番されている。 補助電源装置である静止形インバータ (SIV) の新設(10-3x2・10-3x6・三相交流200V出力・容量210kVA) パンタグラフの1基化 (10-3x5) つり革を先頭車と同一のものに統一 先頭車と同様の車内案内表示器を千鳥配置で新設 車内スピーカーの更新と車外スピーカーの新設 種別表示器を塞ぎ、行先表示器を種別・行先一体表示のLED式への変更(東京メトロ7000系に似たスタイル) 車内の化粧板は基本的に交換されていないが、火災対策として床敷物を塩化ビニル材からゴム素材に変更し、また天井の一部については更新した。また、戸当たりゴムが黒に変わっている。 なお、先頭車は側面ラインカラー帯がシール(ドア部分には貼られていない)だが、中間車はビス止めしたプレート(ドア部分にもラインカラーあり)のままになっている。 正規編成化の時期は以下の通り。 10-310F:2005年9月 10-320F:2005年11月 10-330F:2006年3月 10-340F:2006年6月 10-350F:2006年9月 10-360F:2006年12月
※この「正規編成化」の解説は、「東京都交通局10-300形電車」の解説の一部です。
「正規編成化」を含む「東京都交通局10-300形電車」の記事については、「東京都交通局10-300形電車」の概要を参照ください。
- 正規編成化のページへのリンク