正規確率変数ベクトルとは? わかりやすく解説

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正規確率変数ベクトル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/19 11:25 UTC 版)

多変量正規分布」の記事における「正規確率変数ベクトル」の解説

確率変数ベクトル X = ( X 1 , … , X k ) T {\displaystyle \mathbf {X} =(X_{1},\ldots ,X_{k})^{\mathrm {T} }} が正規確率変数ベクトルであるとは、 ℓ {\displaystyle \ell } 成分標準正規確率変数ベクトル Z {\displaystyle \mathbf {Z} } 、 k {\displaystyle k} 次元平均ベクトル μ {\displaystyle \mathbf {\mu } } 、および k × ℓ {\displaystyle k\times \ell } 行列 A {\displaystyle {\boldsymbol {A}}} があって、 X = A Z + μ {\displaystyle \mathbf {X} ={\boldsymbol {A}}\mathbf {Z} +\mathbf {\mu } } と書けることを言う:p. 454:p. 455形式的に表すと: X   ∼   N ( μ , Σ ) ⟺ there exist  μ ∈ R k , A ∈ R k × ℓ  such that  X = A Z + μ  for  Z n ∼   N ( 0 , 1 ) , i.i.d. {\displaystyle \mathbf {X} \ \sim \ {\mathcal {N}}(\mathbf {\mu } ,{\boldsymbol {\Sigma }})\quad \iff \quad {\text{there exist }}\mathbf {\mu } \in \mathbb {R} ^{k},{\boldsymbol {A}}\in \mathbb {R} ^{k\times \ell }{\text{ such that }}\mathbf {X} ={\boldsymbol {A}}\mathbf {Z} +\mathbf {\mu } {\text{ for }}Z_{n}\sim \ {\mathcal {N}}(0,1),{\text{i.i.d.}}} このとき共分散行列は Σ = A A T {\displaystyle {\boldsymbol {\Sigma }}={\boldsymbol {A}}{\boldsymbol {A}}^{\mathrm {T} }} となる。 共分散行列が非正則である(退化している)場合対応する多変量正規分布は(連続あるような)確率密度関数持たないこのような事態統計学はしばし起こり例えば、最小二乗法における残差ベクトルそうした分布に従うことがあるまた、ここでの成分 X i {\displaystyle X_{i}} の集まり一般的には独立確率変数ではないことに注意する。これらは独立正規確率変数集まり Z {\displaystyle \mathbf {Z} } に行列 A {\displaystyle {\boldsymbol {A}}} を作用させたものである

※この「正規確率変数ベクトル」の解説は、「多変量正規分布」の解説の一部です。
「正規確率変数ベクトル」を含む「多変量正規分布」の記事については、「多変量正規分布」の概要を参照ください。

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