正規表現ライブラリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 20:33 UTC 版)
言語処理系やアプリケーションが正規表現をサポートしていない場合にでも、正規表現に必要な処理を提供する正規表現ライブラリを導入することで正規表現を使うことができる。以下にその一例を挙げておく。 PCRE Perl互換のライブラリ。Eximのために開発され、ApacheやPostfixをはじめ、さまざまなソフトウェアに組み込まれている。 鬼車 (ライブラリ) 正規表現オブジェクトごとに異なる文字エンコーディングを指定できる特徴をもつ。Rubyの1.9系列やPHPの5系列に採用されている。macOS用に検索ウィンドウを追加して移植したOgreKit(Oniguruma Regular Expression Framework for Cocoa)が存在する。 鬼雲 鬼車から派生した正規表現ライブラリで、Perl 5.10以降で導入された機能をサポートする。Ruby 2.0以降の標準ライブラリとして利用されている。 re2(英語版) PCREなどのバックトラック式ではなくオートマトンを用いることで、省メモリでマッチングを行うことができる。Googleが内部で利用している。 GNU Regex GNU Cライブラリに含まれているため、Unix系では標準で利用できる。 Boost.Regex Boost C++ライブラリによる実装。C++11規格にて標準化された。POSIXやECMAScriptなどの文法プロファイルを任意に選択することができる 。
※この「正規表現ライブラリ」の解説は、「正規表現」の解説の一部です。
「正規表現ライブラリ」を含む「正規表現」の記事については、「正規表現」の概要を参照ください。
- 正規表現ライブラリのページへのリンク