欧州広場とは? わかりやすく解説

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ユーロマイダン

別名:欧州広場、ユーロ広場独立広場
英語:Euromaidan

ウクライナ首都キエフ中央部位置する広場2013年から2014年初頭にかけて加熱した反政府活動中心地であり、同活動象徴するキーワードにもなっている。大規模な反政府デモを指す場合も多い。

ユーロマイダンは、かつて「独立広場」と呼ばれた独立広場2004年オレンジ革命をはじめ、しばしばウクライナにおける市民運動中心地となっている。

2013年半ばウクライナ4代大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ政治に不満を抱く市民が同広場集結しヤヌコーヴィチ退陣訴えデモ活動活発化した。直接きっかけは、ウクライナ欧州連合EU加盟向けた連合協定動きを、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ政権締結目前凍結したことだとされている。ヤヌコーヴィチ親露派として知られており、協定凍結ロシアからの圧力受けたのではとする見方もある。ユーロマイダンのデモ参加者は、EU加盟大統領辞任などを訴えてキエフ独立広場など各地集結した。その数は多い時にはキエフ市内だけでも数十万人規模達したとされる2013年暮れ頃からこの抗議運動はしばしばユーロマイダンの名と共に報じられるようになったという。
ユーロマイダンは当初平和的活動として行われたが、政府デモ参加者への処罰や、「デモ規制強化法」の可決などの強硬な対応を見せたことで、徐々に熱を帯びていった。デモ隊一部過激化し、司法省や各都市市庁舎占拠した治安部隊デモ隊鎮圧乗り出して衝突するようになり、2014年1月にはデモ隊側に初の死者出た。翌2月18日には火器使用され警官含めて数十名の死傷者千人規模負傷者を出す大規模な衝突起こった
2014年1月に、政府野党に対して野党指導者首相に任命することなどを含む妥協案を示したが、野党妥協案が不十分だとする意向発表していた。

2014年2月衝突契機ヤヌコーヴィチ政権高官相次いで国外へ脱出その間野党勢力政権奪取されヤヌコーヴィチ政権事実上崩壊迎えた2014年5月実施される大統領選までの間は暫定政府立てると発表されアルセニー・ヤツェニュク暫定首相就任した

関連サイト
「私は死にかかっている」、ウクライナのデモ支援者がツイート - AFPBBニュース 2014年2月21日



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