機構的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/05 22:00 UTC 版)
指向性を広くし、質量を軽くするため、一般に小口径となる。振動系の剛性も高くとられ、ストロークはほとんどないに等しい。一般に低音は大振幅となるので、ツイーターに低音を入力すると破損する。そのため、予めパワーアンプの前または後でハイパスフィルタを用いる。 動電型の直接放射型が多く用いられ、コーン型、ドーム型の振動板が主に用いられる。また能率を高める為にホーンを用いる場合もある。形状・構造が大きく異なるものとしては、リボン状の振動板を用いたリボンツイーター、ドーナツ型の振動板を用いたリングツイーター(現時点ではオンキヨーの一部のスピーカーシステムのみ採用)、極薄の素材を用いた振動膜をメッシュ状の電極板で挟み込み、静電気で振動させて動作させるエレスタッドスピーカー(ソニーが90年代中期に製造したオーディオシステムの一部機種に採用されていた)、高電圧の空中放電による空気の体積変化を直接利用したイオンツイーターなどもある。 高音域になるほど直進性が強くなり、スピーカーの周囲全体に渡って一様に響かせるのが難しいため、ドーム状の振動板を用いたり、あるいはホーン型の場合音響レンズを用いたりして指向性を広げる。
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