横浜市営地下鉄ブルーライン衝突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「横浜市営地下鉄ブルーライン衝突事故」の解説
2019年(令和元年)8月29日8時35分頃(列車衝突事故) 横浜市営地下鉄ブルーライン踊場駅で、あざみ野発踊場行き列車(3000形第38編成・3000N形)が、乗客を降ろした後、折り返しのため引き上げ線に入ったが、この時、本来の停止位置を約29mオーバーランし、前方の壁に衝突。この事故で、当該列車の男性運転士が軽傷を負った。横浜市交通局の調べでは、この運転士は引き上げ線への進入時に居眠りをしたと話している。同線では事故当日から、快速の運転を中止することとなった。同年6月の脱線事故以来、立て続けの事故により2編成が使えなくなり予備車不足になり、朝のラッシュ時の4分20秒間隔を4分30秒間隔へと減便になった。 事故編成の3000形第38編成(3000N形)は、運用に復帰することなく、3000N形初の廃車となった。 2020年(令和2年)11月4日、横浜市交通局は横取り装置に乗り上げた事故とこの事故で使用不能となった2編成について「製造元による車両診断の結果、安全な運行ができない」との判断を下し、2021年(令和3年)度中に廃車解体処分とする旨を公表した。2021年内に両編成とも解体場まで陸送されている。 2021年5月31日に開かれた市会常任委員会で交通局の三村庄一局長が、第38編成の先頭車両を保存し、安全研修に活用する事が発表された 。
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