標準化と相互運用性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 16:01 UTC 版)
「オートネゴシエーション」の記事における「標準化と相互運用性」の解説
1995年、IEEE 802.3u規格がリリースされた。これは、接続されたネットワークアダプタが、可能な限り最良の動作モードで動作できるように自動的に交渉する機能のための規格である。IEEE 802.3のClause 28となったこのプロトコルは、ナショナル セミコンダクターによるNWayと呼ばれる特許技術から開発されたものである。同社は、一度ライセンス料を支払うだけで、誰でもこのシステムを使うことを保証するという書簡を出した。他の会社は、その特許の利用権を購入した。 1995年のファーストイーサネット規格IEEE 802.3uのオートネゴシエーション仕様の最初のバージョンでは、規格の標準化が不十分であったため、メーカーによって実装にばらつきがあった。そのため、異なるメーカーのデバイス間のオートネゴシエーションは失敗する場合があった。 オートネゴシエーションの仕様で議論の余地がある部分は、1998年の802.3のリリースによって削除された。その後、1999年にギガビット・イーサネット規格IEEE 802.3abがリリースされた。新しい規格では、銅線を介した1 Gbit/sの1000BASE-Tイーサネットにオートネゴシエーションが必須であると規定されていた。現在、ほとんどのネットワーク機器メーカーは、全てのアクセスポートでオートネゴシエーションを使用し、それを工場出荷時のデフォルト設定として、機能を有効にすることを推奨している。 1000BASE-T、1000BASE-TX、10GBASE-Tの規格では、オートネゴシエーションが必須である。
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