標準化による統一評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 03:00 UTC 版)
「グリコヘモグロビン」の記事における「標準化による統一評価」の解説
HbA1c値は、測定方法によって測定対象とする糖化ヘモグロビンが異なるので、同一試料を測定しても測定方法によって異なる値を示す。 測定対象により測定法を大別すると以下のようになる。 測定法測定対象ペプチドマッピング(IFCC)法 β-N-(1-deoxyfructosyl)-Haemoglobin HPLC(KO500)法 β-N-(1-mono-deoxyfructosyl)-Haemoglobin 免疫法 HbA1c特異抗体の凝集 酵素法 ヘモグロビンの糖化N端 アフィニティ法 全糖化ヘモグロビン NGSP-HPLC法 HbA1cを含む分画 測定法の測定値間には線形相関が認められる。このため、グリコヘモグロビン値はそれぞれの指定比較法(Designated Comparison Method, DCM)を用いて、IFCC値、NGSP値、JDS値、Mono-S値に校正することで表示値の標準化を行って評価される。現在は、表示値は異なるがIFCC値とNGSP値の2つが臨床的な統一評価に使用されている。
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