様々な熱効率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 03:05 UTC 版)
熱機関の場合、熱効率は燃料の化学エネルギーが有効な仕事に変換された割合を指す。 発電所の場合、熱効率は燃料の保有発熱量(kcal)が発生電力量(kW)に変換された割合を指す。発電所の熱効率には、発電端熱効率と送電端熱効率がある。発電端熱効率は、タービンに繋がれた発電機が発電したそのままの電力量を用いて算出する。送電端熱効率は、発電端電力量から発電所内で使った電力量を差し引いた正味電力量(net power)を用いて算出する。 調理加熱・給湯機器の場合、日本で販売される製品に関しては日本工業規格の試験方法に規定する方法により測定された数値を用いる。家庭用ガス給湯機器、家庭用石油給湯機器は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)に基づく特定機器となり、調理機器の効率の計算は省エネ法で定められた算出式による。 空調暖房機器の場合、建材試験センター規格(JSTM)/建材試験センターの定める試験方法で算出する。 カルノー効率:最も効率のよいカルノーサイクルの熱効率に対する実際の熱効率の割合を表す。どこまで理想的な熱機関の動作に近いかを評価する指標となる。
※この「様々な熱効率」の解説は、「熱効率」の解説の一部です。
「様々な熱効率」を含む「熱効率」の記事については、「熱効率」の概要を参照ください。
- 様々な熱効率のページへのリンク