概念の実現方法と種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 00:58 UTC 版)
「玄関網戸」という概念の実現方法は、玄関の条件により2分類でき、種類も下記のように2分類できる。 1.簡易或いは、単純な玄関網戸・・・閉鎖性を重視しないケース 例えば、戸建住宅で、居住区と外部は門で遮断され、居宅玄関扉(或いは勝口扉)に対して、「外部からの人の侵入防止機能」がさほど求められない場合美観性をさほど重視しなければ、下の写真のような、単純な網戸、あるいは、簡易な網戸でも主たる目的は達成できる。また、閉鎖性・遮断性の低さは、これに比例して、開放性の高さとなり、通風性は良好となる。極端に言うなら、扉が全く無ければ、開放度100%との意味である。 2.ルーバー式玄関網戸・・・開放性も閉鎖性も共に重視するケース 例えば、マンションや戸建住宅にあっても、外部との遮断が、玄関扉一枚によってしか確保されていない場合には、右の写真のようなそれなりの物理的強度の有るルーバー式が適当と言える。さらに、閉鎖性と開放性相互の調整機能を持ったものがより適切と言える。 以上の2大分類の内、前者は閉鎖性を重視しない条件ゆえ、ごく簡単な物から、幾分複雑な物まで多種多様な物があり、それらの外観は このページ に詳しいので、ここでは省略する。 ルーバー(louver)とは、「(採光や通風のための)よろい張り、よろい作り」であり、Louver Windowとは右の写真のようで、この言葉の主たる機能・意味は、採光性・通風性・開放性であるが、前提として、右の写真のように、外部から人間や大型動物の侵入を遮断する物理的強度を備えている。 ルーバーの形状 ルーバーは当初木製であったので、その形状は右の写真のように単純な物であったが、アルミ産業の発展につれ、金型さえ準備すれば複雑な形状の物も、安価で大量生産が可能となり、現在ではメーカー各社がいくつかのモデルを生産している。その際のポイントは、通風性と外部からの視線遮断の兼ね合いであり、「Z形状」の物が理想的という意見もありその詳細は このページ が参考資料となる。ルーバー類似の物に、ブラインド(blind)があるが、この第一義的な意味は「盲目」であり、これから派生して、ガラス窓の内部に吊るすおなじみのブラインドがあるが、上記第一義的意味からわかるように、その主要な機能は、視界遮断・日よけ(光の遮断)であり、閉鎖性であるから、通風性を重視する玄関網戸に使われることは無い。
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