森鴎外と瀧田
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:28 UTC 版)
森鴎外の長男森於菟の随筆『砂に書かれた記録 29』(『父親としての森鴎外』所収)に瀧田と鴎外について言及がある。 「私(森於菟)の台北在住の末期に近く、元台北帝国大学文政学部助教授滝田貞治氏所蔵の魯山文庫がその逝去後、未亡人の特志と、文政学部長であった峰人矢野禾積(かづみ)博士の尽力により、私に譲られる事になった。その全部が現在(鴎外)記念館に納入してある。滝田さんは熱心な西鶴研究家で、また以前から鴎外に関する書物、筆蹟などの蒐集家として有名であった。魯山文庫はみな立派に保存されている。ことに原稿は見事に装幀製本され、中には入沢達吉、太田正雄(木下杢太郎)両博士のごとき鴎外に縁故の深い名家の題簽をつけたものもある」と述べ、そのあと記念館に保存されている原稿が10項目列記されている。
※この「森鴎外と瀧田」の解説は、「瀧田貞治」の解説の一部です。
「森鴎外と瀧田」を含む「瀧田貞治」の記事については、「瀧田貞治」の概要を参照ください。
- 森鴎外と瀧田のページへのリンク