格闘技以外のスポーツにおける体当たり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 08:03 UTC 版)
「体当たり」の記事における「格闘技以外のスポーツにおける体当たり」の解説
殴る蹴るなどは格闘技であるから、相手との接触があり、格闘技でないスポーツにおいてはそのような形での接触は禁止されていることが多い。しかし体がぶつかり合うことはままあり、それを避けていては競技が成立しない。そのような場合、体当たりはある程度の範囲で認められる例がある。ルールとして成立している例も、禁止されてはいるが、ある範囲までは暗黙に認める場合もある。 フットボール ラグビーやアメリカンフットボールなどのフットボール競技では、「タックル」は体当たりの意味ではなく、相手選手の攻撃を阻止するため飛びつく技術である。(詳細は「タックル」頁を参照。)しかし、激しいタックルは、まさに体当たりと同様となる場合も多く、ラグビーにおいて手による組みつきを伴わない単なる体当たりは「ノーバインドタックル」と呼ばれる反則となる。 サッカー、バスケットボール、ハンドボール、アイスホッケー いわゆる「ゴール型」の球技においては、ボールを奪い合うためにしばしば肩や体全体を用いて相手に体当たりする身体接触(ボディコンタクト)がある程度までは正当なプレーとして認められる。ただし、不必要な場面での体当たりや過度に激しい体当たりは、サッカーやフットサルにおいてはファウルチャージ、その他の球技においてはチャージングなどと呼ばれる反則となる。(ただし、これらの体当たりはしばしばフィールドのあちこちで速いスピードで行われ、審判が全ての反則を把握するのが困難であるため、審判は極端に悪質な体当たりのみを反則とすることでゲームを統制するのが通例である。そのため、ほとんどのゴール型球技(特にトップリーグ)では反則が有名無実化し、体当たりプレーが常態化しているのが現実である。これはルールブックを教条としてスポーツを学ぶ者にしばしば不愉快な混乱を生じさせる。) 野球 野球においては、ボールを保持した守備側の野手が、アウトにするために触球しようとして攻撃側の走者に接触し、体当たりとなることがある。特に本塁は得点にかかわるため、得点を防ごうとする捕手と得点しようとする走者が激しく接触するプレイが行われることがある。ボールを保持していない野手が走者の進路をふさぐことは走塁妨害となる(クロスプレイ#本塁上の捕手へのタックルやブロックについて参照)。
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