松林図屏風とは? わかりやすく解説

松林図屏風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 02:11 UTC 版)

松林図屏風(しょうりんずびょうぶ[1])は、安土桃山時代の絵師・長谷川等伯の代表作。紙本墨画、六曲一双、各縦156.8cm横356.0cm(本紙部分のみ)の屏風画である。「美術史上日本の水墨画を自立させた」と称される、近世日本水墨画の代表作の1つ。国宝東京国立博物館蔵。


  1. ^ 松林図屏風”. e国宝. 国立文化財機構. 2016年4月14日閲覧。
  2. ^ 茶人。水落宗恵。河内平野出身とも言われるので、徽宗の鴨絵の所持者平野宗恵と同一人物と思われる。宗恵の子紹二は千利休の三女の婿ともいわれるが、近年では『江岑夏書』の記述から紹二は利休の弟、宗巴の子とする説が有力。
  3. ^ 室町時代の『君台観左右帳記』が宝物を等級分けしていたのに対し、桃山時代になると茶の湯の世界で美術品について、媚びぬ絵、ひややかなる絵、さわがしき絵、ぬるき壷、といった評語が現れ鑑賞の深まりを見せる。なお『天王寺屋茶会記』には、宗恵が持っていた徽宗の鴨の絵を「しずかなる絵」と評した語がある。


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