松代王子
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「九十九王子 (海南市)」の記事における「松代王子」の解説
松代王子(まつしろおうじ)は、松坂王子から県道を南下して古道に入り、日方川沿いに進んで松代橋の傍らにある説明板と道標を手がかりに、山道に 200メートルほどわけ入ったところに緑泥片岩の石碑が建てられているあたりに比定される。「熊野道之間愚記」建仁元年(1201年)10月8日条、『民経記』承元4年(1210年)4月24日条に「松代」と記される。この石碑は紀州藩の藩命で建てられたもので、表面に松代王子の刻字がある。しかし、中世熊野参詣期の所在地は、社家をつとめた出口氏邸のあった春日山の西麓だったと伝えられる。1909年(明治42年)に春日神社(海南市大野中)に合祀された。県指定史跡(1958年 〈昭和33年〉4月1日指定)。 所在地 - 海南市大野中1055
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