松代藩に伝承した系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 08:52 UTC 版)
この系統は墳原(つかはら)卜伝流と称し、剣術、槍術、腰廻(居合)、柔術等の総合武術であったが、松代藩では、剣術、槍術、柔術に分かれて、それぞれ別の師範に受け継がれた。この流派は松代藩の足軽階層に伝えられた。 明治以降、難波慎平が教授した卜伝流柔術(または腰廻)は、松代の墳原卜伝流と関連があるといわれている。この流儀は難波慎平の後を上野貴(神道天心流を創始)が継承した。上野貴より佐藤金兵衛が卜伝流柔術を学んでおり、佐藤が開いた大和道に卜伝流柔術の技法が採り入れられている可能性がある。この他、上野貴の弟子だったこともある初見良昭も上野より卜伝流柔術を学んでいる。 現在、上野の孫弟子の甲斐国征が卜伝流柔術と卜伝流腰廻居合兵法の第21代宗家を称している。
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