東武鉄道B3形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 07:42 UTC 版)
「国鉄5600形蒸気機関車」の記事における「東武鉄道B3形」の解説
東武鉄道のB3形は、国鉄5600形の準同形機といえるもので、動輪径が1524mmに拡大された以外の基本寸法は国鉄5600形と同一であるが、ランボード前端部の処理が変わって、屈曲を設けず直線のまま乙型に段差を設けた形となり、多少垢抜けた印象となった。1914年(大正3年)ベイヤー・ピーコック社で6両(製造番号5836 - 5841)が製造され、東武鉄道では29 - 34に付番された。日本で最後に輸入された2B型テンダー式蒸気機関車である。 本形式は貨物列車牽引に使用され、このうち、29, 33は、1960年(昭和35年)に、32は1963年(昭和38年)に廃車となったが、残りは1966年(昭和41年)6月末の会沢線、大叶線の蒸気機関車廃止まで使用された。その後、30は栃木県佐野市葛生町の嘉多山公園に、34は東京都大田区の萩中公園に静態保存されている。
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