朱子と陸象山とは? わかりやすく解説

朱子と陸象山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 07:11 UTC 版)

鵝湖の会」の記事における「朱子と陸象山」の解説

南宋時代新し儒学朱子学)の大成者である朱熹は、程顥程頤二程)らの思想をもとに、仏教思想論理体系道教の手法を取り入れつつ、儒教独自の新たな理論として壮大な体系仕立て上げ程朱学称された。朱熹理気二元論導入し、「理」(天地万物法則)と「気」(万物構成する要素)は不離不雑であり、人倫道徳においては人間の持つ「性」(人の善なる本性)「情」(感情欲望)のうち「性」こそが「理」であるとする「性即理」説を唱えた。これを性理学称するいっぽう同時代陸象山心(性)と「理」は一体であるとし、朱子学のように両者区分せず、人間の心そのものが「理」であると肯定する心即理」説を唱えた。これを心学と呼ぶ。朱熹陸象山心学批判し逆に陸象山の兄の陸九齢らは朱熹書状非難するなど、両者の論は互いに交わることがなかった。

※この「朱子と陸象山」の解説は、「鵝湖の会」の解説の一部です。
「朱子と陸象山」を含む「鵝湖の会」の記事については、「鵝湖の会」の概要を参照ください。

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