本名橋とは? わかりやすく解説

本名ダム

(本名橋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 03:33 UTC 版)

本名ダム
左岸所在地 福島県大沼郡金山町大字本名当子ヶ原
位置
河川 阿賀野川水系只見川
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 51.5 m
堤頂長 200.0 m
堤体積 126,000
流域面積 2142.0 km²
湛水面積 179 ha
総貯水容量 25,769,000 m³
有効貯水容量 13,472,000 m³
利用目的 発電
事業主体 東北電力
電気事業者 東北電力
発電所名
(認可出力)
本名発電所(78,000kW
施工業者 間組
着手年/竣工年 1952年/1954年
出典 [1] [2]
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本名ダム(ほんなダム)は、福島県大沼郡金山町大字本名当子ヶ原にある一級河川阿賀野川水系只見川に建設されたダムである。

沿革

日本発送電による「只見川筋水力開発計画概要」の一環として1952年昭和27年)に着工、1954年(昭和29年)に竣工された。

この「只見川筋水力開発計画概要」は、豪雪地帯で峡谷が多い急流河川である只見川に目をつけ、水力発電所を目的に1947年(昭和22年)に発表したものである。只見川に階段状のダム式発電所を建設する計画で、これにより只見川・阿賀野川・伊南川・大津岐川の計23箇所にダムが設置されることとなった。本名ダムはそのうちの一つであり、他にもこの計画による主なダム式発電所として奥只見ダム田子倉ダムなどがある。また、本名ダムから上流に滝ダム・発電所、下流に上田ダム・発電所がある。2023年令和5年)9月に只見川ダム施設群として土木学会選奨土木遺産に認定された[1]

本名発電所

本名発電所(ほんなはつでんしょ)は、本名ダム横に建設された発電所。1954年(昭和29年)8月の運用開始から現在に至るまで東北電力が所有する。また付近には本名変電所が存在する。

本名橋

国道252号標識

本名ダム堤体の管理橋を利用した本名橋(ほんなばし)が架かり国道252号が通っている。全長161メートル、幅員6メートル、最大支間長16メートルの9連の鋼上路単純トラス橋である[2]1955年(昭和30年)開通。橋の上部工の製作は日立造船が行なった。

橋の両詰がクランク状に急カーブしていて線形が悪く、左岸沿いの国道を覆うスノーシェッドは幅員が狭く老朽化も進んでいたため、2010(平成22)年度より、トンネルで線形を改良するバイパス道路(本名バイパス。全長2,680 m)が建設され[3][4]2022年令和4年)1月20日に本名バイパスが開通した[5]

アクセス

脚注

  1. ^ 土木学会 令和5年度度選奨土木遺産 只見川ダム施設群”. www.jsce.or.jp. 土木学会. 2023年9月25日閲覧。
  2. ^ 本名橋1955- - 土木学会附属土木図書館橋梁史年表。2018年7月10日閲覧。
  3. ^ 国道252号【本名バイパス】” (PDF). 福島県. 2019年6月20日閲覧。
  4. ^ 国道252号本名バイパスの安全祈願祭が執り行われます。” (PDF). 福島県土木部 会津若松建設事務所 (2015年5月14日). 2019年6月20日閲覧。
  5. ^ 国道252号 本名バイパス現場見学会を開催しました。” (PDF). 福島県会津若松建設事務所 (2022年1月18日). 2022年1月20日閲覧。

関連項目

外部リンク


本名橋

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本名ダム」の記事における「本名橋」の解説

本名ダム堤体管理利用した本名橋(ほんなばし)がかり国道252号通っている。全長161メートル幅員6メートル最大支間16メートルの9連の鋼上路単純トラス橋である。1955年昭和30年開通の上部工の製作は日立造船が行なった。 の両詰がクランク状に急カーブしていて線形悪く左岸沿いの国道を覆うスノーシェッド幅員狭く老朽化進んでいたため、2010平成22)年度より、トンネル線形改良するバイパス道路本名バイパス全長2,680 m)が建設されている。

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