末日聖徒イエスキリスト教会(通称モルモン教)との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 23:05 UTC 版)
「ユタ州」の記事における「末日聖徒イエスキリスト教会(通称モルモン教)との関係」の解説
モルモン教徒が開いた州なので、政治、法律にもそれが影響している。飲酒、喫煙等には制限がかけられているが、観光客や非モルモン教徒の増加もあり、近年変化が見られる。特に酒を専門に飲むバーは会員制(プライベートクラブ)であったが、2009年夏より廃止され、会員登録や会費は必要なくなった。またアルコール(州で定めたビール等の低アルコール類はスーパー等でも販売)の販売は州の酒販売店に限られている。こちらは特に会員制度を取っている訳でも無く、通常の酒屋と変わらない。ウィスキー、バーボン、日本酒、ワイン、ラム等一通り全て揃っている。市内のモール内にある飲食店で、日曜日にアルコールを提供する関係で教会と揉めている。ソルトレイクシティー市内の教会員の割合も50%を切っている現実から、現実に即した対応も必要になってきている。観光地ではワインフェスティバルも開催され、市内のイベントやユタ州祭ではビールなど普通にアルコール類が提供されている。 住民の多くが末日聖徒イエスキリスト教会の会員であり、妊娠中絶、(異性結婚とまったく同じ権利を認めるという点で)同性愛に反対している。近年、他州や諸外国からの人口の流入に伴い、妊娠中絶や同性愛の権利を掲げる大規模なデモが州都ソルトレイクシティなどで毎年行われている。また、現州知事のゲーリー・ハーバートは、同性愛団体のひとつと会談し、同性愛者に対する差別をすべきではないと明言している(ただし法律の改正に関しては、同性愛者を法律の上で厳密に定義することについて困難があるとして慎重姿勢を見せている)。
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