有病率・共起有病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 03:13 UTC 版)
ミソフォニアの有病率は不明だが、有障害だと主張する団体からすると従来認められた程度より多い可能性がある。臨床的に有意な4〜5%の有症率である耳鳴りを持っている人の中では、60%位の有病率があると報告した調査があるが、一方、10%で計った2010年の研究結果もある。2014年に南フロリダ大学で行われた大学生を対象した研究では、500人程の参加者の中の20%がミソフォニアのような症状を呈した。ミソフォニアは鬱病性および不安障害(特に強迫性障害)と関係する可能性がある。 2013年に発表されたオランダで行われた患者42人の研究では強迫性パーソナリティ障害(52.4%)を除いて、併存する精神疾患の発生率が低いことが判明した。 ミソフォニアと共感覚が関係すると主張された事がある。共感覚は神経障害であり、症状は感覚系あるいは認知系伝導路における刺激が別の伝導路において自動的で不随意な経験を起こす。基本的な問題は様々な辺縁系の構造部位と聴覚皮質をつなげる連結における病理学的ゆがみがsound-emotion共感覚を起こすことだと考えられる。ミソフォニアと共感覚が同時にある人もいる[要出典]。
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