伝導路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/02 22:46 UTC 版)
中枢神経内での上位運動ニューロンの伝導路には以下のようなものがある。 伝導路名 経路 機能 皮質脊髄路 一次運動野から脊髄前角の下位運動ニューロン細胞体まで 主な機能は四肢の随意的巧緻運動の制御。また体幹の随意的姿勢維持にもかかわる。 皮質延髄路 一次運動野から橋および延髄にあるいくつかの神経核まで 顔面と顎の筋、嚥下および舌の動きの制御。 視蓋脊髄路 中脳の上丘から脊髄の下位運動ニューロンまで 視覚情報に伴う不随意的な頭位の姿勢維持にかかわる。 赤核脊髄路 中脳の赤核から下位運動ニューロンまで 平衡感覚の情報に伴う不随意的な四肢の姿勢維持にかかわる。 前庭脊髄路 前庭神経核から下位運動ニューロンまで 姿勢の平衡調節をつかさどる。 網様体脊髄路 脳幹の網様体から発する さまざまな不随意運動機能の調節と平衡維持。
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伝導路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 18:20 UTC 版)
運動性神経繊維が大脳の灰白質を下行していくにつれ、繊維は互いに接近し内包後脚を形成する。. それらが脳幹へとさらに下行して、その内いくつかは反体側に交叉した後に脳神経運動核へと接続する。(注: 別のいくつかの繊維は同側の脳幹を通って下位運動ニューロンにシナプス結合している。) 延髄 (錐体交叉) で反体側に交叉した後、神経繊維は脊髄をさらに下行していく。この経路は外側皮質脊髄路と呼ばれる。 脳幹で交叉しない神経繊維は前皮質脊髄路へと分かれて下行し、大半は脊髄で反体側に交叉する。この神経繊維は交叉の後すぐに、下位運動ニューロンへと投射する。
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