最後から2番目の思想とは? わかりやすく解説

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さいごからにばんめのしそう〔サイゴからニバンメのシサウ〕【最後から二番目の思想】

読み方:さいごからにばんめのしそう

原題、(フランス)Avant-dernieres penseesサティピアノ曲。全3曲。1915年作曲それぞれドビュッシーデュカルーセルという3人の作曲家捧げられている。


サティ:最後から2番目の思想

英語表記/番号出版情報
サティ:最後から2番目の思想Avant-dernieres pensees作曲年1915年  出版年1916年  初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ドビュッシーへの牧歌 "Idylle a Claude Debussy"1分00 No Image
2 デュカへの朝の歌  "Aubade a Paul Dukas"1分00 No Image
3 ルーセルへの瞑想  "Meditation a Albert Roussel"1分00 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 樋口 愛

三曲からなるこの曲は、《乾燥胎児》同様、それぞれに詩がつけられている。また、三曲とも捧げている作曲家添えられている。4度音程復調といった書法ふんだんに使っている。
第一曲《田園相聞歌》は、小川中心においた自然と自分の心をてらいあわせた詩の内容である。左手は全く同じモティーフ最後まで続きその中で右手旋律流れる。低音部にはサティ自身が「レガートに」と指示しており、詩のとおり、小川流れ表現している。捧げられているドビュッシーピアノ曲である前奏曲《鏡》などの響き感じさせる
第二曲《朝の歌》では、老いた詩人が、愛す女性のためにマンドリン弾いている。右手弾かれる最初から最後まで続くアルペッジョが、つま弾くマンドリンを表わしているようだ低音部で旋律歌われる
第三曲《瞑想》では、右手の全く同じ3連のモティーフ全曲通して続く。左手は、旋律4度音程3度使われており、透明感ある響き得られる



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