映画の基となった出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 14:40 UTC 版)
「U-571」の記事における「映画の基となった出来事」の解説
連合軍が、エニグマを奪取するためにUボートを捕獲し、艦内に突入したという出来事は、実際の戦史に存在する。ただし、映画のようにアメリカ海軍の潜水艦をUボートに偽装して、海兵隊員に率いられた潜水艦乗員がドイツ兵に扮し、武装してUボートに乗り込むということは無かった。本作品のエンドロールの最初に触れられているが、以下のような事例があった。 1941年5月9日、グリーンランド南端沖で英海軍艦隊が、U-110を爆雷攻撃し、損傷して浮上してきたU-110に武装した兵員が乗り込み、エニグマを入手。 1942年10月30日、同じく英海軍の駆逐艦「ペタード」が、ポート・サイド北方沖の海上でU-559に対して爆雷攻撃を行い、浮上してきたU-559に駆逐艦の副長と水兵の2人が武装して、U-559に強行突入。ドイツ海軍の気象情報用の暗号鍵を手に入れる。 1944年6月4日、空母「ガダルカナル」率いる米海軍第22.3機動部隊が、U-505を捕獲し、エニグマを入手。 映画は、U-110とU-559の事例を基に製作されたと思われるが、いずれも作戦を実行したのは米軍では無く、英軍である。
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