映画に登場した標津線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 06:41 UTC 版)
『遙かなる山の呼び声』 主演の高倉健が演ずる田島耕作が殺害した罪で警察から逃れている(倍賞千恵子演じる風見家に酪農の作業員として居候している合間に)時に、田島の兄(鈴木瑞穂)に会う場面があるが、それが当時の上武佐駅である。先に到着した兄が駅前で、家の前を箒ではいていた地元の人に「あのぅ。この駅前に食事ができるところがありませんか」と尋ねるシーンがある(結局店は無く、駅舎内で弟と話をする)。 『家族』 長崎県の伊王島から北海道の中標津まで旅をする一家の姿を、ドキュメンタリー風に撮った異色作。大阪万博の華やかさと貧しい家族の対比、旅の疲れから東京で子どもが亡くなり、壮絶な旅の果てに中標津駅に辿り付く。中標津に到着した翌日には父も亡くなる。映画では1970年4月となっているが、当時標津線旅客列車はすでに気動車化されており、劇中のような客車列車は実際には運行されていなかった。 以上はいずれも、山田洋次監督作品である。 『仔鹿物語』 主人公の少年の父が、標津線をモデルとした標茶線の運転士という設定である。走行シーンのロケーションは釧網本線である。澤田幸弘監督作品である。
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