映画に登場するバトゥの描写
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:19 UTC 版)
「バトゥ」の記事における「映画に登場するバトゥの描写」の解説
2017年のロシア映画『フューリアス 双剣の戦士(ロシア語版)』に登場するバトゥは、ローマ教皇遣使プラノ・カルピニの記述通り、服従したり協力的な民には慈悲深く、反抗的な民には情け容赦無い人物として描写されている。主人公コロヴラート(ロシア語版)が住んでいるリャザン公国が、15万ものバトゥの大軍に包囲され、コロヴラートは大公と共にバトゥの陣営を訪問し、停戦交渉を行う。バトゥは、モンゴル帝国に服従するなら、リャザン公国の住民を保護し、さらに危機が迫れば、リャザンに食料や兵力を提供することを約束する。だが、その宴席でコロヴラートは、バトゥ軍に抵抗し、奴隷のように扱われているロシア人を見つけ激昂しモンゴル兵を殺して脱出させる。バトゥは、降伏拒否したと判断し、リャザンに総攻撃を開始する。コロヴラートはリャザンが滅亡したあとも、生き残りの数人を率いてバトゥ軍を追撃しゲリラ戦を仕掛ける。バトゥ軍との最終決戦でコロヴラート1人になるまで戦うが、ついに敗れバトゥの足元で息絶える。この時にバトゥが「英雄にふさわしい敬意をもって、この者を埋葬せよ」と兵士に命令して、映画は終わる。 2018年のウクライナ映画『グラディウス 希望への奪還(ウクライナ語版)』にもバトゥが登場している。
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