明日も彼女は恋をするとは? わかりやすく解説

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入間人間

(明日も彼女は恋をする から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 13:22 UTC 版)

入間 人間
(いるま ひとま)
ペンネーム 入間 人間
誕生 1986年(38 - 39歳)
日本岐阜県
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本
活動期間 2007年 -
ジャンル ライトノベル
ライト文芸
ミステリー
SF
ファンタジー
百合エス
代表作 電波女と青春男』シリーズ
デビュー作 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
公式サイト irumahitoma.jp
ウィキポータル 文学
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(いるま ひとま、男性、1986年[1] -)は、日本小説家岐阜県出身[2]現在は両親と共に、鎌倉市由比ヶ浜に在住[要出典]

人物

大学在学中の2006年、第13回電撃小説大賞にて投稿作「幸せの背景は不幸」が最終選考に残り、同作を『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』へと改題・改稿し、翌年の2007年に、アスキーメディアワークスの発行する電撃文庫より小説家としてデビューする。ちなみに入間人間というペンネームの由来について、投稿時代は「応募ごとに(ペンネームを)変えていたので、当時なぜこうしたかはよく覚えていません。」[3]とのこと。

デビュー当初、影響を受けた作家として乙一米澤穂信を挙げていた[4]が、近年ではあまり小説を読まなくなったために、現在では自作が誰の影響を受けているか、明言するのは難しいとのことである[3]。(ネット上では真実のように語られるが、実際には西尾維新の影響を受けたということは公言したことがない。)

ゲームアニメ漫画といった他メディア作品からの引用、つまりパロディを含んだ軽妙な表現を特徴とする。また作中には奇異な価値観を持った登場人物が多出する。時間SFや群像劇、叙述トリック、自意識を描く青春小説などを得意としている。また、登場人物を複数の作品に登場させるスター・システム的な試みを採用しており、二次創作企画を除く、ほぼ全ての作品で世界観を共有していると思われる。このことに関して本人は、「これは上遠野浩平さんや伊坂幸太郎さんの影響だと思います」[5]と語っている。

また特定のイラストレーターと複数の作品でコンビを組むことが多い。代表的なのはブリキ宇木敦哉。 この三人以外と組む機会も増えてきたが、いずれのイラストレーターとも、最低でも2作以上の作品(短編、長編問わず)で関わっていることがほとんどである。

書籍リスト

電撃文庫

電撃入間文庫

単行本

メディアワークス文庫

  • 探偵・花咲太郎は閃かない(2009年12月)
  • 探偵・花咲太郎は覆さない(2010年2月)
  • 六百六十円の事情(2010年5月)
  • バカが全裸でやってくる(2010年8月)
  • 僕の小規模な奇跡(2011年5月)
  • バカが全裸でやってくるVer.2.0(2011年9月)
  • 昨日は彼女も恋してた(2011年11月)
  • 明日も彼女は恋をする(2011年12月)
  • 時間のおとしもの(2012年1月)
  • 彼女を好きになる12の方法(2012年8月)
  • たったひとつの、ねがい(2012年11月)
  • 瞳のさがしもの(2013年9月)
  • 僕の小規模な自殺(2013年12月)
  • エウロパの底から(2014年3月)
  • 砂漠のボーイズライフ(2014年7月)
  • 神のゴミ箱(2015年2月)
  • ぼっちーズ (2015年4月)
  • デッドエンド 死に戻りの剣客 (2016年5月)
  • 少女妄想中。 (2017年2月)
  • きっと彼女は神様なんかじゃない (2017年8月)
  • もうひとつの命 (2017年12月)
  • もうひとりの魔女 (2018年4月)
  • 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 完全版 幸せの背景は不幸 (2023年3月)

その他作品リスト

早稲田文学増刊『wasebun U30』掲載作品

  • 返信(2010年2月発売)- 短篇競作「変身」に寄せた小説

アンソロジー収録作品

  • 19歳だった(2010年12月)- 『19―ナインティーン』(メディアワークス文庫)所収
  • トカゲの王 VS 幸福(2014年10月) - 『電撃文庫公式海賊本 電撃VS』(メディアワークス)所収
  • 見花(2024年12月) - 『君に贈る15ページ』(メディアワークス文庫)所収

短編集書下ろし作品

  • 時間のおとしもの(2012年1月) - 『時間のおとしもの』(メディアワークス文庫)所収
  • 瞳のさがしもの(2013年9月)- 『瞳のさがしもの』(メディアワークス文庫)所収
  • にゃんと素敵にゃ(2013年9月)- 同上

『電撃文庫MAGAZINE』掲載作品

  • 携帯電波(Vol.1、2008年4月発売)
  • 茸姫(Vol.2、2008年6月発売)
  • うそつきみーくんと無邪気な浜名さん(Vol.3、2008年8月発売)
  • LIVE A LIVE SF編『機心』 ワレ オモウ ユエニ ワレ アリ――(増刊、2008年9月発売) - 原作:スクウェア・エニックスライブ・ア・ライブ
  • うそつきみーくんと勝手な妹(Vol.4、2008年10月発売)
  • うそつきみーくんと壊れたまーちゃん(Vol.5、2008年12月発売)
  • 金髪女とチビ少年(Vol.7、2009年5月発売)
  • 犬の道,道の犬(Vol.8、2009年6月発売)
  • 光の庭,庭の光(Vol.9、2009年8月発売)
  • 多摩湖さんと脱衣ポーカー(Vol.10、2009年10月発売)
  • 彼持ち少女と未青春男(Vol.11、2009年12月発売)
  • 多摩湖さんとキスババ抜き(Vol.12、2010年2月発売)
  • ひかりの消える朝(Vol.13、2010年4月発売)
  • 心の雨(Vol.14、2010年6月発売/『まるごと一冊入間人間』)
  • 丹羽真の○○○記念日(Vol.15、2010年8月発売)
  • 釣り女と超能力少女(Vol.16、2010年10月発売)
  • (元)神様女と宇宙少女(Vol.17、2010年12月発売)
  • アイで空が落ちてくる(Vol.18、2011年2月発売)
  • 未来を待った男(Vol.19、2011年4月発売)
  • 静電気の季節(Vol.20、2011年6月発売)
  • みんなおかしい(ぼく含む)(Vol.21、2011年8月発売)
  • ベストオーダー(Vol.22、2011年10月発売)
  • ある小説家の日常(Vol.23、2011年12月発売)
  • 小さく選ばれた戦い 辰野→桃谷(Vol.24、2012年2月発売)
  • 大学の三丁目あたりで-序章 その1-(Vol.25、2012年4月発売)
  • バカが全裸でやってくる 五年前 五年後 五年間(Vol.26、2012年6月発売)
  • アラタなるセカイ プロローグ(Vol.27、2012年8月発売)
  • 制服ピンポン(Vol.28、2012年10月発売)
  • 未来フィッシング(Vol.29、2012年12月発売)
  • 安達クエスチョン(Vol.30、2013年2月発売)
  • しまむら ジムへ行く(Vol.31、2013年4月発売)
  • アダチズQ(Vol.32、2013年6月発売)
  • 神のゴミ箱 一章『2000mg配合』(Vol.33、2013年8月発売)
  • 神のゴミ箱 2章(前)『女子中学生との援助交際において、彼の内宇宙に生じた律動』(Vol.34、2013年10月発売)
  • トカゲの王特別編 らくちょうぺーじ『おかいものにいこう!(ぜんぺん)』(Vol.35、2013年12月発売)
  • 神のゴミ箱 2章(後)『実は3章でもよかったと思う』(Vol.36、2014年2月発売)
  • にゃんと素敵にゃ 庭の猫編(Vol.37、2014年4月発売)
  • おともだちロボ チョコ 第一話 チョコ、お友達を発見する(Vol.38、2014年6月発売)
  • おともだちロボ チョコ 第二話 チョコ、お出かけする(Vol.39、2014年8月発売)
  • おともだちロボ チョコ 第三話 チョコ、応援する (Vol.40、2014年10月発売)
  • おともだちロボ チョコ 第三話、後編 チョコ、友情を育む (Vol.41、2014年12月発売)
  • いもーとらいふ 第1話「0歳~15歳」 (Vol.42、2015年2月発売)
  • いもーとらいふ 第2話「16歳~18歳前半」 (Vol.43、2015年4月発売)
  • いもーとらいふ 第3話「16歳~18歳後半」 (Vol.44、2015年6月発売)
  • サムライ、デッドエンド (Vol.45、2015年8月発売)
  • 秘剣倒れ独楽 (Vol.46、2015年10月発売)
  • しゅうまつがくるまえに! しゅうまつがやってくる!―ラララ終末論。Ⅰ―前日譚 (Vol.47、2015年12月発売)

『電撃文庫MAGAZINE - 電子限定号』掲載作品

  • クラゲ島の永遠 接触篇(Vol.1、2014年3月配信)
  • クラゲ島の永遠 発動篇(Vol.2、2014年5月配信)

WEB小説(公式サイト「入間の間」掲載)

  • ちょっと無敵、だいたい子ども。(2011年10月25日 - )
  • LZEEHLN(2012年2月24日 - )
  • N743327(2012年6月26日 - )
  • 『六百六十円の事後』 第1話 いいとこさがし (2011年10月2日、イラスト:宇木敦哉
  • 『六百六十円の事後』 第2話 しあわせは四季のかたち (2011年11月25日、イラスト:宇木敦哉)
  • 『六百六十円の事後』 第3話 これから始まる大ゲーム (2011年12月22日、イラスト:宇木敦哉)
  • 『電波女と青春男』 青春男と甘く愉快な仲間たち (2012年1月25日、イラスト:ブリキ
  • 『六百六十円の事後』 第4話 アオハル (2012年4月25日、イラスト:宇木敦哉)
  • トカゲの王IVのその後1 (2012年11月26日、イラスト:ブリキ)
  • クリスマス的なアレだよ、アレ (2012年12月25日、イラスト:、ブリキ)
  • トカゲの王IVのその後2 (2013年1月25日、イラスト:ブリキ)
  • バレンタイン的なアレだよ、アレ。昨日まで存在忘れていて慌てて書いた (2013年2月25日、イラスト:左、ブリキ)
  • 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-A? New? Translation?-』episode1 彼を継ぐ者 (2013年4月10日、イラスト:左)
  • 電波女の本編終了後 (2013年4月25日、イラスト:ブリキ)
  • 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-A? New? Translation?-』episode2 変人たち (2013年5月10日、イラスト:左)
  • 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん-A? New? Translation?-』episode3 ××の鼓動は×× (2013年6月10日、イラスト:左)
  • ゆめをおよぐ (2013年7月10日)
  • 『花咲太郎』外伝 現(いま)を駆ける (2013年8月9日)
  • 訪れる冬 (2013年11月26日)
  • クリスマスは去年やった気がするから、今年は冬休み (2013年12月25日)
  • 新春主人公アンケート (2014年1月24日)
  • 電波女と青春男 ブルーレイのやつが発売するから記念的に書いてうわぁいいやつアピールする感じのアレ (2014年3月26日)
  • 今日の安達さん (2014年4月25日)
  • なんか小さくなった人たちの話 (2014年9月25日)
  • んっ (2014年11月25日)
  • ??? (2014年12月25日)
  • マコくんち (2015年2月14日)
  • きみがきみでいたころ (2015年3月14日)
  • おともだちロボチョコⅡ『チョコ、西へ行く①』 (2015年4月27日)
  • おともだちロボチョコⅡ『チョコ、西へ行く②』 (2015年5月11日)
  • トカゲの王『五巻のその後』 (2015年5月11日)

エッセー作品

  • 気の早い話だといいなぁ (発表年月日不明「電撃エッセイ&インタビュー」第67回)
  • なんで俺が7番目なんだよ (2011年9月25日発行の「MW文庫HeadLine volume.022」掲載、リレーエッセイ「ドキドキするもの、みつけたとき。」第7回)
  • 私の電撃体験♯17 (2012年8月10日発行の「電撃の缶詰」掲載)
  • 入間人間、呟く (コミック版『バカが全裸でやってくる』第2巻 巻末、2013年1月26日発売)
  • ちちのしょーぞー (『電撃文庫マガジン Vol.31』2013年6月10日発行、イラスト:のん
  • 雷と闇が弱点だった (公式サイト「入間の間」掲載中、2013年7月25日)
  • 入間人間と4月の「迷子」 (2014年4月発行の「電撃の缶詰」掲載、「電撃的春夏秋冬」第1回)
  • 7周年を自分だけで祝う小エッセイ うわ二十代の終わりが見えてきた (公式サイト「入間の間」掲載中、2014年6月25日)

〈illust×story〉企画

電撃イラスト大賞受賞者が描いたイラストから、電撃作家がショートショートを作成するというもの

  • だからなんで7番目なんだよ (第7回、イラスト:竜徹、『電撃文庫MAGAZINE vol.26』掲載、2012年6月)
  • ほらなんかこういうのあっただろ、ファ●ナルファ●タジー9に、並べ替えて正解作るやつ (第12回、イラスト:櫻井けい、『電撃文庫MAGAZINE vol.31』掲載、2013年4月)
  • × バッテン (第25回、イラスト:藤実なんな、『電撃文庫MAGAZINE vol.44』掲載、2015年6月)

関連項目

脚注

  1. ^ 三木一馬『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部-とある編集の仕事目録』235頁
  2. ^ https://www.kadokawa.co.jp/topics/3262/ 入間人間が贈る、女子高生2人のゆる~い日常 電撃文庫『安達としまむら』TVアニメ化決定! 著者プロフィール参照
  3. ^ a b 『入間の間一問一答第10回』(公式サイト掲載) より
  4. ^ 『エクス・ポ第4号』
  5. ^ 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前』 あとがき (245頁)

外部リンク


明日も彼女は恋をする

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/12/18 07:56 UTC 版)

昨日は彼女も恋してた」の記事における「明日も彼女は恋をする」の解説

「わたし」戻ってきたのは改変された「現在」だった。「わたし」は元の「現在」を取り戻そう決意する。 ……「僕」は「現在」が改変されるのを阻止するため、もう一度9年前」へ向かおうとする。

※この「明日も彼女は恋をする」の解説は、「昨日は彼女も恋してた」の解説の一部です。
「明日も彼女は恋をする」を含む「昨日は彼女も恋してた」の記事については、「昨日は彼女も恋してた」の概要を参照ください。

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