昇華型熱転写方式のプロセスとは? わかりやすく解説

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昇華型熱転写方式のプロセス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:51 UTC 版)

染料昇華印刷」の記事における「昇華型熱転写方式のプロセス」の解説

昇華型熱転写方式一般的なプロセス、つまり昇華型熱転写プリンター動作述べると、1回印刷ごとにCMYOの内の1つ印刷されるので、紙がプリンター何回出たり入ったりする。染料は、各色ごとに別々のパネル分割されポリエステル製のインクリボンの形で保存されている。各色のパネル大きさは、印刷されるメディアサイズ合わせて決められている。たとえば、6インチx4インチ昇華型プリンタ(CMYO式)で使われるインクリボンには、6インチx4インチカラーパネル4つ存在する印刷サイクル中、サーマルプリントヘッド(通常印刷媒体の短い方の寸法と同じ幅)の下で動作するプリンタローラーは、印刷メディア(紙)とカラーパネル1つ同時に移動させる。サーマルプリントヘッドの小さな発熱体画素)は温度急速に変化させ、加えられる熱の量に応じて異なった量の染料を紙に塗布する染料一部は紙に拡散するプリンタ1つの色において、紙に対す印刷終了すると、インクリボン次のカラーパネル巻き付けられ次のサイクル準備のためにプリンター排出口から紙が部分的に排出され、また引っ込む。プロセス全体合計で4〜5回繰り返される最初3つは、画像の完全な色再現を行うために紙に3原色配置するのである。「CMY」の3原色だけでは黒色再現が不十分となるため、「CMYKO」式では改め黒色インク「K」)を使った熱転写プロセスを行う場合があるが、行わない製品もある。「CMYO」の最後プロセスではラミネートオーバーレイ印刷面を覆う。この層によって、紫外線湿気から染料保護する

※この「昇華型熱転写方式のプロセス」の解説は、「染料昇華印刷」の解説の一部です。
「昇華型熱転写方式のプロセス」を含む「染料昇華印刷」の記事については、「染料昇華印刷」の概要を参照ください。

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