かんれんぼく (旱蓮木)





●中国の中南部、雲南省からチベットに分布しています。わが国へは大正時代に渡来しました。高さは20~25メートルになり、楕円状卵形から長楕円形の葉が互生します。葉の先端は尖り、縁は波打ちます。7月から8月ごろ、枝先に3~5個球形花序をだし、小さな花を咲かせます。雌花序は頂生し、雄花序は側生します。果実は集合果で、秋に淡い黄褐色に熟します。果実や根には、アルカロイドのカンプトテシン(Camptothecin)が含まれ、抗ガン剤の原料になります。別名で「キジュ(喜樹)」とも呼ばれます。
●オオギリ科カンレンボク属の落葉高木で、学名は Camptothecaacuminata。英名は Xi Shu, Cancer tree, Happy tree。
カンレンボク: | 旱蓮木 |
ヌマミズキ: | 沼水木 |
カンレンボク
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カンレンボク | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Camptotheca acuminata Decne., (1873) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
カンレンボク |
カンレンボク(旱蓮木、Camptotheca acuminata Decne.)とは、ヌマミズキ科あるいはミズキ科の植物の一種。カンレン、キジュ(喜樹)ともいう。英名はCancer tree、Tree of Life、Happy treeなど。
原産地は中国雲南省。落葉高木で夏にうすいクリーム色の花が咲く。
薬用成分
果実や根をはじめ植物全体にカンプトテシン (camptothecin) という抗癌作用のある物質が含まれている。しかし、毒性も強いので強い副作用が報告され、臨床試験は中断した。抗癌剤としては誘導体のイリノテカン (irinotecan) やトポテカン (topotecan) が実用化されている。
固有名詞の分類
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