旧永島家住宅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 14:58 UTC 版)
「京都府立丹後郷土資料館」の記事における「旧永島家住宅」の解説
旧永島家住宅は京丹後市丹後町徳光に1840年(天保11年)に建築された農家の母屋である。1964年(昭和39年)に京都府教育委員会が実施した府民家緊急調査で典型的な丹後型であることが判明し、1984年(昭和59年)頃に永島家から京都府に寄付された。1994年(平成6年)2月18日付で京都府指定文化財となり、同年6月から1995年(平成7年)4月にかけて、丹後郷土資料館の敷地内に移築する工事が行われた。 永島家は江戸時代には宮津藩でも名の知れた庄屋であり、母屋は茅葺き屋根に鉄砲梁が目を惹く整ったもので、丹後地方の民家の特徴である「平入り広間型三間取り」が「整型四間取り」へ移行した初期の建物の特徴を残している。移築された1994年(平成6年)時点で、丹後型の間取りの民家は数軒しか残っていなかったとされる。 旧永島家住宅は随時見学可能な郷土資料として整えられ、内部では民具などで構成された「昔のくらし」展示が常設されているほか、「紙すき」などの丹後地方伝統の手仕事を体験できるワークショップ会場ともされている。
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