旧天文台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 10:48 UTC 版)
タルトゥ旧天文台(タルトゥ大学旧天文台、古タルトゥ天文台とも)では、常設展示としてはシュトルーベの業績を示す資料や、フラウンホーファー屈折望遠鏡などのタルトゥ天文台で使われた歴史的な観測装置などが公開されている。催事として、天文学の講座、プラネタリウム投影、夜間の天体観望会なども行っている。 タルトゥ市の「ハンザ・デー」の際には、恒例行事として、旧天文台周辺は「科学のまち」となり、科学の公開実験が行われたり、エストニアにおける過去・現在の科学的な成果の紹介や機器の展示といった出展があったりする。 旧天文台では、1988年6月23日に現在のエストニア国旗がソ連による禁止から復活したその日から、国旗を掲げており、エストニア独立100周年の独立記念日には、旧天文台で国旗を称える式典が行われた。 2005年には、「シュトルーヴェの測地弧」の基点として、旧天文台本館が世界文化遺産の構成資産の一つに認定されている。タルトゥ旧天文台は、測地弧の登録地の中で、建物が測量点に使われそれが現存している数少ない例である。シュトルーベが実際に用いた測量点は、旧天文台内のある一点であるが、それはずっと保存されていたわけではなく、2002年に復元されたものである。
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