旧十円金貨 (1871年(明治4年))
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「日本の金貨#十圓金貨幣(旧金貨)」も参照 品位:金90%・銅10%、量目:16.6667g、周囲にギザあり。表面には竜図(阿竜)、裏面には菊紋・桐紋・日章・菊枝と桐枝・錦の御旗(日月旗)・八稜鏡があしらわれている。新貨条例に15gの純金を含むことが規定され、1871年(明治4年)から本位金貨として発行された。発行当初は直径29.424mmであったが、1876年(明治9年)発行分からは直径を僅かに縮小した29.394mmのものに改版されている。1880年(明治13年)製造終了。1897年(明治30年)以降は貨幣法により額面の2倍である20円に通用した。通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行、貨幣法の廃止に伴い1988年(昭和63年)3月末で廃止された。 初期の大型版は明治4年銘のみ存在する。縮小版は明治9・10・13・25年銘が存在するが、縮小版はいずれも製造枚数・現存枚数が極めて希少であり、新しい極印と鋳造機の試験、並びにプルーフ硬貨の試作として鋳造されたと考えられている。特に明治25年銘はシカゴ博覧会用に2枚のみの製造となっている。
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