日活・大映とは? わかりやすく解説

日活・大映

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 13:45 UTC 版)

ヤクザ映画」の記事における「日活・大映」の解説

深刻な離れにあった日活は、石原裕次郎小林旭高橋英樹渡哲也野川由美子らを主演にした「擬似東映路線といえるヤクザ映画量産したが、いずれも東映ヤクザ映画人気には遠く及ばなかった。その中で日活代表するシリーズとしては高橋英樹の『男の紋章シリーズ』、他には、渡哲也『無頼』シリーズ西脇英夫が「延々とくりひろげられる追っかけ泥まみれ血まみれになり、斬られても斬られても立ち上がり、短い、あまりにも短いドスふりかざしていどんでくる醜悪さ。目を真っ赤に充血させ、鼻の穴をふくらまし青筋を立てて飛びかかって来る渡の顔には、鶴田浩二冷ややかさも、高倉健豪放さもなく、狂気としか言いようのない孤独な寂しさがある」と評するなど、1970年代にはカルト的な人気博した大映は、江波杏子の『女賭博師シリーズ勝新太郎の『座頭市シリーズ』『悪名シリーズ』がヒットし東映競り合った。しかし勝新太郎市川雷蔵二人以外に人気男優もおらず、主役支え脇役もいなかった。『悪名』に出演していた田宮二郎1968年大映離れ翌年に『若親分シリーズ』の市川雷蔵病死した頃には苦境に陥っていた。ヤクザ映画ブーム流れ乗り延命のため「ダイニチ映配」を設立してヤクザ映画市場供給した両社だったが、1971年大映倒産日活同年からロマンポルノ路線転進し石原裕次郎主力俳優日活離れた

※この「日活・大映」の解説は、「ヤクザ映画」の解説の一部です。
「日活・大映」を含む「ヤクザ映画」の記事については、「ヤクザ映画」の概要を参照ください。

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