日本農林規格(JAS)における「集成材」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 09:23 UTC 版)
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日本農林規格(JAS)では、「集成材」を「ひき板又は小角材等をその繊維方向を互いにほぼ平行にして、厚さ、幅及び長さの方向に集成接着を施した一般材」と定義し、製造条件や試験方法を規定している。 集成材の日本農林規格 - 化粧用、主に美観を表すものを扱う造作用集成材 化粧ばり造作用集成材 化粧ばり構造用集成柱 構造用集成材の日本農林規格 - 主に構造物の耐力要素とする目的のもので、比較的大断面のものを扱う 英語では、日本で言うところの集成材はグルーラム(グルード・ラミネーティド・ティンバー)つまり接着されたラミナ材と呼ばれる。集成材、OSB、パーティクルボード、LVL、Iジョイストなどを全て含め、製造過程において強度や耐水性などを管理して製造されたものを英語ではエンジニアードウッドあるいはエンジニアリングウッド、と呼んでいる。「エンジニアード」に対応する定着した日本語はまだないが、単なる工業生産物という意味ではなく、木材の持つ欠点や弱点を工学的な手法で改善し、所定の規格に基づいて品質保証されていることが求められる。通常の木材であっても、強度検査をして品質保証したものはエンジニアードウッドに含めてよいし、また、構造用集成材は定義上エンジニアードウッドの一種であるが、集成材すべてがエンジニアードウッドというわけではない。
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