日本語の助数詞「羽」とは? わかりやすく解説

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日本語の助数詞「羽」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:58 UTC 版)

ウサギ」の記事における「日本語の助数詞「羽」」の解説

ウサギ日本語における助数詞は、かつて1羽、2羽と同様の「羽(わ)」を使用していた。この由来には諸説あるが、おもに以下のようなものがある。 獣肉食が禁止されていた時代大きく長い耳の形状の羽を連想させることから「ウサギではなくだ」と見なし食肉としてたとする説。 同じく獣肉食が禁止されていた時代、「ウサギはウ()とサギ)に分けられるからだ」とこじつけて食肉としてたとする説。 獲物は耳を束ねて持ち歩き一掴みにすることを一把(いちわ)、二把(にわ)と数えたことから後の羽(わ)につながったとする説。 千葉徳爾は『狩猟伝承』(1975)において、山裾仕掛けた網にウサギ追い込む狩猟法が、狩猟共通するために「羽」と数えたという説を紹介している。 『羽』は哺乳類ではなく鳥類数えるときの助数詞であり、『頭』は人間よりも大きな動物、『匹』は人間よりも小さな動物に使うという傾向からすれば、うさぎは『匹』と数えるのが自然であり、『NHK放送のことばハンドブック』では、(文学食肉として扱う場合除き生きたウサギは「匹」を用いるのがふさわしいとしている。愛玩用ウサギ日常的には「匹」または「羽」であるが、商取引では「頭」が使われる場合もある。なお、自然科学の分野では、動物全般について動物大きさ区別せず画一的に頭を使用するのが原則であり(鳥類小さな昆虫でも、一頭二頭数える)、NHKニュースにおいても生物学的な話題として報道する場合には、「奄美大島生息するクロウサギは~現在ではわずか600頭が確認されているに過ぎない」のように表現する場合がある。

※この「日本語の助数詞「羽」」の解説は、「ウサギ」の解説の一部です。
「日本語の助数詞「羽」」を含む「ウサギ」の記事については、「ウサギ」の概要を参照ください。

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