日本の消防の階級としての「消防士」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:29 UTC 版)
「消防士」の記事における「日本の消防の階級としての「消防士」」の解説
日本において「消防士」は消防職員の中で、消火・救急・救助・査察などの業務を行う消防吏員の10階級中最下位の階級である(警察官の階級でいうと巡査にあたる)。消防吏員の階級については総務省消防庁の定める消防吏員の階級の基準第1条に規定されており、全国の消防本部を設置する市町村においては、この基準に基づき消防吏員の階級を定めている。詳細は消防吏員を参照のこと。 消防職員は、消防署に配属される前に消防学校で学生として消防活動に必要な知識を学んだり訓練を受けることになるが、この時の階級は消防士である。なお学費は無料である。 階級章は黒の地に金帯が1本、その上に消防章が1つ。 一般的には消防職員の事をすべて消防士と呼ぶ場合が多いが、日本においては正しくは消防本部に勤務する公務員は消防職員であり、その中で消火・救急・救助・査察などの業務を行う者が消防吏員でその消防吏員の一番下の階級が消防士である。近年は警察官や自衛官との類推から「消防官」という呼称が当局の公式な文書(例として消防本部の職員募集ポスター)でさえ使用されることもある。
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