日本の洋紙製造史
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1871年(明治4年) - 日本初の製紙会社である洋法楮製商社が設立。しかし製造には至らず。 1872年 - 有恒社設立。 1873年 - 初代王子製紙設立。 1874年(明治7年)6月 - 有恒社が、東京に設置した輸入抄紙機で日本初の洋紙を生産。 1874年12月 - 蓬萊社が大阪中之島の製糖工場に百武安兵衛がイギリスから輸入した抄紙機を設置、翌年稼動。 1875年 - 王子製紙の工場竣工。政府の地券用紙などを製造。 1876年 - 三田製紙所開業。 1876年 - 府営パピール・ファブリックが京都で開業。初の公営洋紙工場。ドイツ製、桂川を利用した水力方式。(1880年に、民間払い下げで磯野製紙場となる。) 1877年 - 神戸製紙所開業。日本の製紙業界では、ここまでに開設した6社が「日本の製紙創業に関わった6社」とされる。 1887年 - 富士製紙設立。(後に洋紙生産量国内首位となるが、1933年に初代王子製紙に併合される。) 1889年 - 王子製紙気田工場(静岡県)竣工。日本初の本格的亜硫酸法パルプ工場。 1890年 - 富士製紙第一工場(入山瀬工場)稼動。日本初の砕木パルプ(GP)製造工場。 1898年4月1日 - 岩崎久弥がウォルシュ兄弟が経営する神戸三宮の神戸製紙所を買収し、合資会社神戸製作所として設立(後の三菱製紙)。 1924年6月 - 王子製紙が有恒社の事業を買収、亀戸工場とし、有恒社解散。
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