日本に生息する種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/26 08:51 UTC 版)
「メクラチビゴミムシ」の記事における「日本に生息する種類」の解説
ナガチビゴミムシ群 ナガチビゴミムシ属 Trechiama 北海道・本州・四国・九州北部および淡路島(兵庫県)・小豆島(香川県)などに生息し、海外では中国大陸・台湾でも確認されている。有眼種から完全な盲目種まで含まれる属である。 キイメクラチビゴミムシ属 Kusumia 本州の紀伊半島にのみ生息し、比較的大型の盲目種で構成される。 ツヤメクラチビゴミムシ属 Ishikawatrechus 四国固有の属で、大半の種類が準絶滅危惧に指定されている。 カドタメクラチビゴミムシ Ishikawatrechus intermedius S. Uéno, 1957 (体長4.5 - 5.7 mm)は高知県吾川郡いの町(旧:伊野町)の石灰洞「大内洞」で1952年に発見されたが、1960年代後半から生息地周辺で行われた石灰岩採掘により生息地が破壊され、絶滅が宣言されている。しかし2011年 - 2015年にかけて原記載地付近の地中(地下浅層)から再発見され、高知県のレッドデータブック(2018年版・動物編)ではランクが絶滅種(EX)から絶滅危惧I類(CR+EN)に下方修正されている。 ラカンメクラチビゴミムシ属 Rakantrechus 本州西端部や四国の一部・九州に分布し5亜属から構成される。サイカイメクラチビゴミムシ亜属 Paratrechiama ラカンメクラチビゴミムシ属の亜属で、九州中央部に固有。コゾノメクラチビゴミムシ Rakantrechus elegans S. Uéno, 1960 (体長4.5 - 5.3 mm)は大分県津久見市にあった石灰洞(小園の穴)で1955年に発見されたが、1960年代に生息地周辺で行われた石灰岩採掘により生息地が破壊され、絶滅が宣言されている。 アトスジチビゴミムシ群 ノコメメクラチビゴミムシ属 Stygiotrechus 瀬戸内海周辺地域から九州北部・五島列島に生息している。 チョウセンメクラチビゴミムシ属 Coreoblemus 対馬(長崎県)・朝鮮半島に生息している。日本に生息しているのはツシマメクラチビゴミムシのみで、他は朝鮮半島に生息している。
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