日本に自生する野生種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:32 UTC 版)
日本に自生するサクラのうち、現在の生物学上で独立した野生種(species)と認められるのは次の11種、もしくはカンヒザクラを除いた10種である。このうちクマノザクラは2018年に発見された種で、オオシマザクラ以来約100年ぶりに発見されたサクラの基本野生種である。日本人は歴史的にこれらの野生種とその種間雑種からサトザクラ群に代表される少なくとも200品種以上(分類によっては600品種以上)の栽培品種を生み出して花見に利用してきたのである。Cerasusでの学名のほかにPrunusに分類にした場合にCerasusと別の学名がある場合はその一部の主なものをP.の略表記で記載した。 オオシマザクラ (Cerasus speciosa, P. lannesiana var. speciosa) - 日本固有種 ヤマザクラ (Cerasus jamasakura) - 日本固有種 オオヤマザクラ (Cerasus sargentii) カスミザクラ (Cerasus laveilleana, P. verecunda) エドヒガン (Cerasus spachiana, Cerasus itosakura, P. pendula f.ascendens, P. subhirtella var. ascendens) マメザクラ (Cerasus incisa) - 日本固有種 タカネザクラ (Cerasus nipponica) チョウジザクラ (Cerasus apetala) - 日本固有種 ミヤマザクラ (Cerasus maximowiczii) クマノザクラ (Cerasus kumanoensis) - 日本固有種 カンヒザクラ (Cerasus campanulata) - 人為的に持ち込まれて野生化した疑義あり
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