日本における四川料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 18:51 UTC 版)
福建料理、広東料理が先に広まり、ついで満洲料理が広まっていた日本においては、戦後まで四川料理へのなじみは薄かった。 東京で四川料理店を開いた陳建民がNHKの料理番組『きょうの料理』で四川料理の作り方を紹介したことから、日本国内に広まっていった。また、その際に、多くの日本人の口に合うよう麻婆豆腐の辛さを調整したり、日本国内で入手しやすい代替食材を用いたレシピにアレンジして紹介している。回鍋肉の場合は、四川料理ではニンニクの葉を用いるが、陳建民アレンジではキャベツを用いる。味付けも陳建民アレンジでは甜麺醤を用いて甘く仕上げるといった大きな違いもある。また、乾焼蝦仁のアレンジにおいては辛さを抑える他に、本来干しエビを使うのだが日本では生や冷凍のむきエビが簡単に入手できたこと、それらを総合して調理法を簡素化したことでエビチリが完成した。
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